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国内の格付け会社ってどうなの?

国内の格付け会社は、主に日本の企業や、海外の金融機関の日本支社、国内の債券などを評価しています。 日本の事情に精通しているので、国内企業の分析は「得意」であるといえます。 また海外の格付け会社がフォローしていない中小企業の格付けもしています。 Moody's(ムーディーズ)、S&P(スタンダード&プアーズ)、Fitch(フィッチ)などに代表される海外の格付け会社は、よりグローバルに格付けを広げています。 これらの機関の格付けは、日本国や国内企業については、国内の格付け機関より辛い点をつける傾向があります。 これは見方が厳しいという部分が1つ。 そして、グローバルな格付けをしているので母数が大きく、そこには優良な企業なども多く含まれるということもあります。

格付会社と格付機関の違いは何ですか?

格付会社、格付機関とあるが、単に信用格付機関(credit rating agency)のことを意味し、一般的に格付けを行っている会社全般を示す言葉ではない(芸能情報の格付けを発表する オリコン やワインの格付けを行っている ロバート・パーカー が運営する機関は格付会社と呼ばれない。 )。 格付会社は、発行体からの依頼により、または依頼を受けずに、経営陣とのミーティング、財務分析、業界分析などを行い、金融商品または企業・政府などの信用力をある一定の基準に基づいて、「Aa3」「AA-」などの記号や数字を用いて表示した等級で評価する。

格付け会社は企業から格付け料をもらうと、企業に甘く評価されますか?

「格付け会社」は、債券を発行して資金調達をしようとする企業から格付け料をもらいます。 ですから、「格付会社は、企業から格付け料をもらうと、企業に甘く評価するのではないか? 」 という疑問も出てきます。 しかし、もし、格付け会社が債券発行企業に甘い評価をすれば、債券を購入する投資家は、その格付け会社を信用しなくなります。 そうなると、債券発行企業としては、信用力のない格付け会社の格付けを獲得しても意味がありませんから、信用力のない格付け会社に格付けを頼まなくなり、その格付け会社はつぶれてしまいます。 このように、 格付け会社は、短期的な利益を目的に甘い格付けを行うと、信用をなくしつぶれてしまうので、甘い格付けはせず、正しい格付けを行うように常に、市場からプレッシャーを受けています 。

信用調査会社の企業格付けと社内格付けの違いは何ですか?

以上、見てきましたように、信用調査会社の企業格付は、各社手法は多少異なるものの、大方定量分析、定性分析、また統計的データを基に倒産確率を示す格付けが多いように思います。 社内格付けとの大きな違いは、信用調査会社は多くの業界、個別企業のデータを保有しており、それに基づき倒産確率を算出していること、また実際に倒産した多くの企業のデータなども参考にしている為、客観的で公平なものであると言えます。

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